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NTT東日本とミネルバ大学、次世代グローバルリーダー育成のための連携協定を締結
2023年9月8日、NTT東日本、ミネルバ大学、ミネルバジャパンの3者は、次世代のグローバルリーダーを育成するための新たな教育モデルを共創する目的で連携協定を締結しました。この協定により、日本各地での実体験と生成AIなどの最新テクノロジーを組み合わせた実践的な教育が実現し、持続可能な未来に向けたリーダー育成が推進されます。
ミネルバ大学の日本進出と新教育プログラム
ミネルバ大学の学生は、在学中の4年間で世界7カ国の主要都市を巡り、現地の企業やNPOと協働したプロジェクト学習を行います。今年の9月からは、全ての2年生（2023年は125名）が日本の大学や地域、企業と連携した学習プログラムをスタートします。このプログラムでは、日本が直面する少子高齢化や持続可能性に関する新しい教育モデルの構築が目指されています。
ローテーションプログラムの概要
- 実地学習を通じた問題解決能力の向上
- 地域社会との連携強化
- 生成AIを利用した教育革新
NTT東日本の澁谷直樹社長は、「私たちは、地域で社会課題の解決に取り組んでおり、この教育プログラムは日本進出する学生にとって貴重な経験となる」と述べました。
新しい教育プログラムの特色
日本での教育プログラムは、実施パートナーシップによって特に実践型のコースが特徴です。学生は日本の文化や歴史について深く学び、社会的問題への解決策を探求します。このプログラムは、地域のニーズと次世代教育モデルを統合したものです。
実地学習プログラムの具体例
初回の実地学習は岩手県釜石市を訪れ、防災と復興を題材としたプログラムが実施されます。地域の現状を体験し、リアルな学びを得ることが狙いです。澁谷氏は学生に「経験を通じて、釜石市の復興の現状を肌で感じて欲しい」と語りました。
デジタルサービスの共同開発
さらには、生成AIを利用した探究的な学びを支援する新しい教育モデルの開発も行われます。東京都調布市にある「NTT e-City Labo」や「Wellness Lounge」など、実証フィールドでの活動も含まれます。
共創の目的と意義
澁谷氏によれば、この連携の目的は「地域循環型社会の成功モデルを創出すること」「次世代の社会基盤の実現」「社会変革を起こす人材の育成」の3つです。特に、人材育成が重要な要素とされており、将来の社会課題を解決できる能力を持つ社会起業家育成に注力します。
ミネルバ大学との協力の価値
NTT東日本は、これまで築いてきた地域とのネットワークや最先端のICT環境を提供することで、ミネルバ大学との協力を深化させていきます。この連携により、学生たちは少人数制での学びを活かしながら、実フィールドにおけるプロトタイプ開発に取り組むことができます。
社会変革に向けたパートナーシップ
マイク・マギー学長は「我々もNTT東日本と同様にレジリエントな社会の構築にコミットしています。この方向性が今回のパートナーシップにつながったと思います」と述べ、今後の国際共同プロジェクトへの期待を表明しました。協定は今後もオープンにしていく方針で、さまざまな企業や大学と結びつきながら、持続可能な社会の実現に向けた人材育成を進める計画です。
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