“`html
三井不動産が「企業対抗ピックルボール&BIZCUP」を開催
2023年9月26日、三井不動産は日比谷三井タワーの9階で「企業対抗ピックルボール&BIZCUP in 日比谷」を開催しました。このイベントは、新興ラケットスポーツ「ピックルボール」を通じて、企業間の交流とオフィスワーカーのウェルビーイング向上を目指すユニークな取り組みです。ピックルボールは、国内外で急速に競技人口が増えているスポーツの一つであり、今回の大会はその盛り上がりを象徴しています。
三井不動産のビジョン「COLORFUL WORK」
三井不動産は「COLORFUL WORK」をスローガンに掲げ、オフィスを単なる“仕事場”から“集う場所”へと変革しようとしています。働き方の多様化が進む中で、ワーカーが自分らしさを発揮し、心身ともに健やかに過ごせる空間を提供することがその課題です。この考えに基づき、ピックルボール大会は企業の連携を促進し、社内のコミュニケーションを活性化する重要なイベントとして位置づけられています。
「お節介な大家」としての役割
ビルディング事業本部の山中康平氏は、メディア向けの説明会で「我々はオフィスに入居された後、“お節介な大家”でありたい」と述べています。入居が全てではなく、企業と共に歩むことで、居心地の良い環境を整え、課題解決や新たな交流を生むことが使命です。こうした理念を体現するものが、ポータルサイト「&BIZ」です。
「&BIZ」の多様なサービス
「&BIZ」は、防災訓練や災害情報の提供、買い物に使えるクーポン、そしてイベントの告知まで、多様なサービスを集約しています。現在約15万人のオフィスワーカーが登録しており、三井不動産の施策を届ける基盤となっています。山中氏によれば、「共通の社会課題に取り組むセミナーや、カジュアルな催しまで幅広いイベントを用意しており、その延長線上にピックルボールがあります」とのことです。
ピックルボールの魅力
では、なぜピックルボールを選んだのでしょうか。山中氏は、「テニスや卓球、バドミントンのいいとこ取りをした新しいスポーツであり、老若男女が気軽に楽しめ、狭いスペースでも実施しやすいため」と説明します。実際、日本の競技人口は2023年の12月には約2000人から推定4万5000人に急上昇しています。このような急成長の背景には、三井不動産とTBSが連携して開催した「ピックルボールパーク」や、八重洲の小学校屋上に設けた常設コートがあります。
企業対抗ピックルボール&BIZCUPの目的
「企業対抗ピックルボール&BIZCUP」は、スポーツを通じて街づくりとワーカーのウェルビーイング向上を目指す取り組みです。単なるレクリエーションにとどまらず、企業ごとのチームビルディングや帰属意識の醸成にも寄与します。懇親会も行われ、異なる企業間の交流が促進されることで、参加者同士の絆も深まります。
人気を博するピックルボール大会
日比谷大会には16チームが出場しましたが、応募段階では40近い企業からの参加申し込みがありました。山中氏は、「リアルな体験を求める声が高まっている」とし、このイベントの支持を感じています。この大会の成功は、オフィスにしか生み出せない価値を創造する一端を示しています。
選手たちの交流と競技のルール
大会では、試合開始時に選手たちがラケットを合わせて健闘を誓い合います。試合はダブルス形式で、11点先取制が採用されていますが、特にユニークなのは「3点ごとに選手交代を行うルール」です。このルールは、特定の経験者が活躍し続けることを防ぎ、全員がプレーを楽しむために設定されています。また、どちらかのチームが6点を取った際にコートチェンジを行うことで、初心者でも飽きずに試合を楽しむ工夫がなされています。
新たな交流の場としてのピックルボール大会
試合が始まると、スカイロビーは熱気に包まれ、参加者たちは普段のオフィスの雰囲気とは異なる環境で交流を深めます。笑顔が絶えない中で、初めてラケットを握る人や経験者が力強いショットを放つ様子が見受けられ、スポーツの持つコミュニケーション促進の力を再認識させられます。三井不動産の「お節介な大家」という理念の下、今後もこのようなイベントが広がっていくことでしょう。
“`